2021年 真珠湾攻撃・開戦から80周年の節目。2020年から21年の記念式典までの時間の中で原爆に関わる人に密着するロードムービー、原爆の残り火を真珠湾へ運び戦艦アリゾナで灯すまでを追いかける!
広島平和記念公園 原爆の子像のモデルになった佐々木禎子は白血病で入院した病院で1500羽にもおよぶ折り鶴を折り続けました。禎子の折り鶴を遺族である佐々木家は禎子ストーリーを語り継ぎ、折り鶴をアリゾナ記念館、日系博物館、トルーマンライブラリーなど世界各国で寄贈を続け平和を訴える活動を行ってきました。
佐々木家は活動の中で多くの縁を得、被害・加害の意識を越えて隣人として歩み寄る機会に恵まれ、公に話をする機会が多い遺族として暮らしてきました。公だからこそ経験できた部分と遺族として向き合うグリーフケアの間で揺らぎを持つ彼らが、どう命を生きているのかを映像の作り手として興味深く見ています。
生きるとは、命をつなぐとはどんな意味を持つのか。コロナ禍で常識が覆る中で本質に立ち返り、佐々木家が戦争の歴史を追いながら国を越えて考える映画を作りをmkdsgnとシンプルライフ協会が協力し、製作をスタート。
2020年10月25日 佐々木禎子の命日に製作発表を行いました。
『折り鶴のキセキ』
◆原爆を落とした大統領ハリー・トルーマン氏の孫 クリフトン・トルーマン・ダニエル氏のインタビュー
◆原爆を開発したロスアラモス研究所 所長の孫 ジュディス・ステューバー死のインタビュー
◆福岡県八女市に残る『原爆の残り火』 真珠湾への寄贈密着
◆開戦80周年 真珠湾(パールハーバー)の式典密着
◆これまで証言されてこなかった被ばく体験者の声
◆日系人博物館、9.11同時多発テロ追悼センター、トルーマンライブラリー、ユダヤ教徒会館など禎子の折り鶴の寄贈先取材
監督 松本和巳
映画監督。シングルマザーを題材にしたsingle mom 優しい家族 や 長崎の被爆者証言集 a hope of NAGASAKI 優しい人たち など社会派映画をライフワークとする。長崎の被ばく体験者に焦点をあてた 『a hope of NAGASAKI 優しい人たち』は2020年10月、国連創設75年を記念し渋谷ヒカリエで行われたKomaba Film Festival 2020A/Wにて上映。また原爆が投下された8月9日には長崎と全国の会場をオンラインでつなぎ、被ばく体験者と戦争未経験者が上映会に参加。
問い合わせメール info@orizuru.world
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監督・撮影:松本和巳
発起人:佐々木祐滋 佐々木雅弘 佐々木住幸
プロデューサー:石原ゆり奈
制作:奥野友子
協力:The Paper Crane Foundation / Clifton Truman Daniel / Judith Stauber / 広島平和文化センター
資料協力 アメリカ国立公文書記録管理局
特別協賛:一般社団法人シンプルライフ協会 / mkdsgn
企画:一般社団法人禎子の折り鶴
製作:映画『仮題)折り鶴のキセキ』製作委員会
©mkdsgn + simple life association 2020