
定例会でした! 折り鶴のキセキ製作委員会は2022年、作品の劇場公開を目指して活動しています。
原爆を開発したロスアラモス研究所(ニューメキシコ)、エノラゲイの格納庫(ユタ)、トルーマンライブラリー(ミズーリ)での撮影は決定していて、加えて9.11の遺族の皆さんとの交流希望(NY)もあり、アメリカ本土横断・・・!?な構想になりつつあります。できるだけ時間をかけて、じっくりと回りたいのですが、時間と製作費の許す範囲内でどこまでできるかを検討。
なぜ原爆を投下した側のアメリカで撮影を?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
このプロジェクトはどちらか一方の立場にのみ寄るのではなく、あの日あの時あの瞬間に、それぞれに立場や家族や命があったことを民間で相互理解すべく動かしています。
実はサダコレガシーの活動で、禎子の折り鶴は上記各所にも寄贈されています。寄贈の式典や講演会でのアメリカの皆さんとの交流が始まった頃、サダコレガシーのメンバーは恐る恐るアメリカを訪れました。何かネガティブなことを言われるのではないかと心配していたのです。
訪問先で出会ったのは、互いの教育や観点の違いを理解した上で、訪問を歓迎してくれる『友人』でした。
戦争や9.11同時多発テロで家族を亡くした『遺族』でした。
日本との戦争で仲間をたくさん失った元軍人の方が折り鶴を折ってくれたこともありました。
こうして一人でも親しい友人ができると、アメリカに何かあったとき真っ先に彼らの顔が浮かびます。大丈夫だろうか、と心配の電話を掛けます。民間でつながることでお互いが他人事ではなくなる瞬間を禎子を通して経験することができたのです。
この想いに共感してくれたトルーマン元大統領の孫、クリフトン・トルーマン・ダニエル氏が広島長崎を訪問。実際に被ばく者のみなさんと対話。批判、否定的な意見、悲しみをぶつけられることを理解した上での来日でした。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0400W_U2A800C1CC0000/
エノラゲイの格納庫への寄贈。地元にも様々な考えの方がいらっしゃるのも理解の上で、それでも歩み寄りは個ならばできるとサダコレガシーは活動を続けています。
https://www.sankei.com/photo/story/news/170806/sty1708060010-n1.html
「異なる観点を共有して、互いの歴史を学び、後世に伝えていきたい」ロスアラモス歴史博物館 館長らが広島へ。